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プレ裁判-事件編-
のんびりと、まったりと。 惰性で時間が過ぎていく。
ガチャを回す作業に、電子世界のペットと戯れる時間が増えただけ。
物々しい話の後で、これと言って何も起こらない現実。
苛立ちや不満が募っていく。
そんな夜の事。
各々自由に施設で過ごす中、フロア一体にアナウンスが鳴り響く。
「事件が起きた。すぐ小ホールへ来るように」
最初の集まりと同じ様に、要件を早々に告げ放送は切られる。

一条貴咲
「…はあ。……事件、だって?」

篝蛍狐
「……なんなん、また急に」
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捌目密目
「どうせなら面白い事件の方が良いんだけどねぇ」

金鉛銀華
「どうしたのでしょう?」

檻川喪中
「ねーねーひとしんだー?」

丹國糸緒
「死んだんですかね〜……」
小ホールで皆の到着を待っていたモノマミーは、適当なところで口を開いた。

モノマミー
「辺りを見渡した所で人は減っていないよ。残念だったね。」

モノマミー
「まずは、被害者から直接話を聞こうか」
その目はローを捉え、小さくため息をつく彼女の髪が揺れる。
…どことな くその髪は湿っているが、わずかに乱れてもいた。

ロー
「………私の下着がなくなった」

広沖・芥子・マルシャ
「……………………………あ、はい?」

刺殴毒焼
「はえー」

篝御世
「下着泥棒!!?!?っくく…じゃあ今ノーブラかい?」

月蔵値
「あらー」

檻川喪中
「ぎゃははははは!ブラ泥棒がいんの?!面白すぎない?
あははは!!ひーーーー!」

丹國糸緒
「……おやまぁ。それは、大変ですねぇ」

西表東裏
「そんなことするのなんて、そこの不幸女か胸フェチ女じゃないの?
梅藤は……そんな度胸無いだろうし」

梅藤紅謜
「はぁぁ??!!おお、お、れが、俺がんなことするわけねぇだろ!!」
下着泥棒。 その響きに多くが困惑の声をあげる。
「記念すべき恥ずべき事件の幕があが…あがらないでほしかったなぁこんな事件」
とどこへ言うでもなく漏れたモノマミーの声もまた切実であった。

篝蛍狐
「関係なさそうやし、戻ってええ?」

一条貴咲
「そんな低俗なものを事件だなんて騒ぎ立てるな。馬鹿馬鹿しい」

丹國糸緒
「……うーん。同じ女性としては、少し放っておけませんね〜。
いけないことをする手にはおしおきが必要です。
……ついでに手が手に入るかもしれませんし」

広沖・芥子・マルシャ
「隠蔽します?薬があれば一発です。わしはプロです」

モノマミー
「と、いうわけで。まずは練習がてらこの事件の調査を行い、
クロを見つけ出してもらおう。はいそこ、拒否権とかないから」

檻川喪中
「えーーーーーーーーーー!やだ!!!!」

西表東裏
「拒否権も何も……見つけて何になるの。
俺、そんなことするメリットないんだけど」
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捌目密目
「誰かが自分のの代わりに……ってのも無さそうだよねぇ。
だってここの女性は……ゲフンゲフン」

宇都病音
「なんで盗んだんだろ…??つけるの?」

一条貴 咲
「つけるな。気色悪い」

広沖・芥子・マルシャ
「シンプルに軽蔑です」

月蔵値
「わざわざ盗って捨てるようなことあるかな?
…………いや、…………うん…………あるかもね……」

春暁院優一郎
「ふふ。大変なことになりましたね」

篝蛍狐
「……どうせやいやい言うてても終わらんのやし、行こか…」
とてつもなく下らない事件に巻き込まれてしまった。
一同はそう思ったことだろう。 モノマミーもそう思っている。
かくして、初の事件と裁判の幕が上がったのである。
プレ裁判 【ローちゃんの下着が盗まれた!盗んだ犯人を探せ!!】