某会社が発売したゲームの影響により、「超高校級」の名は常識となるほどに浸透した世界。

いつしか「超高校級」の称号は政府公認の名誉となった。

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超高校級を出した高校として名を売りたい学校、超高校級を採用したと意気込みたい企業…様々な思惑が重なり、超高校級は瞬く間に急増した。

もはや世間は才能の飽和状態、超高校級は特別でもなんでもなくなっていた。

 

ほんの少し目立つだけで世間の玩具になるこのご時世。

超高校級も例外はなく、その典型的例が「いらない超高校級ランキング」だった。

本人たちの尊厳など一切顧みることなく、世間が勝手に作り上げた笑いのタネ。人より優れたものを貶め嗤うことを楽しむ者は多く、名誉ある才能は汚点へと化していた。

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そんないらない超高校級ランキングトップランカーに一つの通知が届いた。

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超高校級なのにないがしろにされるそこの皆様。
才能のない無能共に馬鹿にされるそこの皆様。
いらない才能と捨てられたそこの皆様。

この度バラエティ番組「ゴミバコロンパ」のオーディションを開催いたします。
応募条件は「いらない超高校級ランキングトップランカー」であること。
学校のセットにて実際に生活し、某ゲームのオマージュであるコロシアイ学園生活をしていただきます。

敗北には「才能の剥奪」を。
勝利には「栄光の約束」を。

世間を見返したくありませんか？認められたくはありませんか？
当番組はゴミのような才能ある皆様をお待ちしております。

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そんな怪しげな番組に参加すべく、船に乗り込む１６の影。

​彼らの紡ぐ、ゴミ箱の底の物語。

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