自分の居場所を探して、この番組に参加した。
やっと手に入れた居場所も、すぐに手放すことになってしまった。

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通信簿0
超高校級の預言者。
調子が悪いと預言の当たる確率も下がるため、
あまり使い物にならなかった才能。
日本の滅亡を預言し、その預言は当たらなかった。その影響からか、自分の才能は使えないものだと判断した。

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通信簿1
未来に何が起こるか、どんな未来になるのかが見える才能。預言方法はタロットカードや預言書など様々。当たるかどうかも
確実ではないため、あまり使いたがらない。

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通信簿2
カレーが大好きで紅茶が大嫌い。
紅茶の香りや苦さがダメらしい。
昔は好き嫌いが逆だったそうだが...？

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通信簿3
誰にでも優しくフレンドリーな態度をとる。
自分のことより人を優先しがちな性格。
人の喜びは自分の喜びのように、人の悲しみには人一倍悲しむ性格。

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通信簿4
"友達"というものに憧れを持っていた。
自分を受け入れてくれる人と場所に。
そのためにいつも前向きに、悲しんでいる人がいれば一緒にいて元気を出そうと話しかける。
人懐っこく話しやすい人になるために。
誰からも嫌われないように。

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通信簿 (秘匿)赤羽望美の才能がゴミになった理由

彼女の予言は現在90%当たるそうだが、過去は100％当たっていた。最初はその重大さを知らず、友達の未来や周りの未来を100％当ててきた。周りは驚いた。悪いこともいいことも全て当たることに。そして少しづつ「気味が悪い」と友達はいなくなった。その予言のすごさは次第に広く知られていき、ついには政府の耳にまで。そこで政府は彼女に予言をしてもらった。「日本はこれからどうなるのか。」彼女は答えた。「このままでは1年以内に無くなってしまう。」と。それを聞いて驚いた政府は彼女を命懸けでも守り、この日本を救おうと決めた。そこから彼女の生活は一変し、登下校などの行動すべてに護衛がついた。
ある日、彼女のことを知り、人質にしようとする集団が彼女を1人になった時に誘拐しようとした。 それを助けようとし護衛の何人もが亡くなった。
1年間経過した日。政府は彼女に手の平を返した。
日本は滅亡もなにもしなかったのだ。
「予言なんてうそじゃないか」「お前のせいで何人もが死んだんだぞ」「役ただずのゴミ。」と。
次の日から彼女の周りには誰も近づこうとしなかった。 「コイツのまわりにいると悪いことが起きる」と言い放ち。それから彼女は誰も信じなかった。友達なんて、いなかった。
才能のことも言わないようにした。
そして現在。番組に参加することに。
彼女は決意した。「この番組でみんなと仲良くなる。誰にも嫌われないようにする。」と。

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水をかけられるのももう慣れた。
冷たくて寒くて、寂しかった。

教科書を破られるのも、暴言を吐かれるのも、殴られるのも。
温かい言葉なんてかけられたこと無かった。
心の方が痛くて仕方がなかった。

微笑まれるのが怖かった。
自分が何かしたんじゃないかと、謝らないといけない気がしたから。

嗚呼、なんでこんな才能があるのだろうか。
ウソしかつけない、誰も守れないこんな能力。
"ゴミ" それがあたしに1番相応しかった。

この世界にあたしの居場所なんてなかった。
誰かに愛されることもなかった。

友人のため。姉のため。愛する人のため。
みんな誰かのために。

あたしは？誰かのためになれたかな？
ウソツキの言葉でも、誰かを笑顔にできたかな？
.....愛する人のためになれたかな？
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カレーが最初は大嫌いだった。
食べるのが遅いあたしには
冷めて舌にザラザラとひっつくから。
顔を殴られて、口の中も切れて、ものを食べるたびに痛んだ。

今では大好きなもの。

傷を治すためにいつも紅茶を飲んでいた。
何杯も何杯も、止血のため、痛みを抑えるため、心のため。

今では大嫌いなもの。

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沢山...沢山痛い想いをしてきた。
だから...ほんの少しだけ。この番組に参加して、
終わりを迎えるまでは....甘えても良かったかな？

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君の涙を拭えないあたしが憎い。
君に貸してもらったハンカチ、今度はあたしから返したかったのにな。
泣いている君に触れることもできない。
抱きしめて、｢大好き｣なんて、伝えられない。
｢ごめんね｣と謝ることすらできない。
またいつか会える日まで、どうか忘れないでほしいな。

この気持ちだけはウソじゃない。

大好きだよ。