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​おさきに どうぞう

  御先丹道蔵

―超高校級のドアボーイ―

ドットサイト用ドア.png

性別:男 血液型:O型 誕生日:6月9日
身長:173cm 体重:62kg 胸囲:82cm
好きなもの:お客様の笑顔、読書
嫌いなもの:自動ドア

【PROFILE】

ドアボーイ御先丹道蔵.jpg

一流ホテル「ニューオサキニ」元総支配人の息子。
通郎(トオロウ)という双子の兄がおり、そちらは「超高校級の総支配人」として立場を確立している。
幼い頃から兄の陰に隠れているような内気な子供だった道蔵は極度の対人恐怖症であり、人前に出ることを常に嫌がっていた。今でもホテルマンとして振舞っていないと会話も碌にできない。
元々は対人恐怖症を直す為に据えられた立場だったが家族の心遣いに報いるため、何より跡取りである兄の為に精一杯努力しホテルの顔として超高校級の称号を得るに至った。肝心の病は治らなかったが、道蔵は唯一自分で居られる立場を見つける事が出来た。なので要らない超高校級に選ばれた事についてはそれなりにショックを受けている。が、それを表に出すことはない(道蔵個人として迫られた場合を除いては)。全てはマニュアル通りに貼り付けた笑顔の下である。
ちなみに地毛は金髪。兄も同じく金髪だが兄とは違い一従業員の道蔵は身だしなみの関係で黒染めしている。


通信簿1(3pt)
読書が好きで様々な種類の本を読む。休憩時間は専ら本を読んでいる事が多い。

通信簿2(5pt)
常に整った身なりをしている。カメラが入っているという事もあり一流ホテルの人間として恥ずかしくないよう立ち振る舞っているらしい。

通信簿3(15pt)
御先丹道蔵には双子の兄がおり、そちらはホテルの後継人として別に働いているそう。道蔵は幼い頃から常に兄の陰に隠れているような気弱な子だったが、家族の尽力によりある程度は改善された。

通信簿4(18pt)
ホテルの顔として、ドアボーイとして、ホテルの人間として。彼は決して自分自身を語らない。何故ならその事に途方も無い恐怖を抱き、心を閉ざしているからである。
家族でもそれを完全に治すことは出来なかった。今でもホテルマンである事をを盾にしなければ感情を表せない。
御先丹道蔵は重度の対人恐怖症である。

御先丹通郎のメモ

×月×日
・ベルボーイ
人と一対一になる機会が比較的多い。道蔵の同意のもと試してみたがやはりまだ恐怖を拭いきれていないようだ。

 

 

 


△月×日
・キッチン
道蔵にホールの仕事はまだ早いだろう。厨房なら幼い頃から見ているし馴染みが早い筈だ。ある程度人と連携が取れないと厳しいのがネックだ。

 

 

 


○月○日
・ドアボーイ
今日はドアボーイの仕事をやらせてみた。簡単そうに見えてホテルの顔になる仕事でもあるので不安だったが意外にも才能を開花させた。この調子でいけば克服も近いかもしれない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


○月×日
・フロント
驚いた。あんなに人を怖がっていた道蔵が受付の仕事も熟せるようになっていた。まさかこの短期間で人嫌いを克服したのか?明日、道蔵に訊いてみようと思う。

 

 

 

 

 


○月△日
結論 道蔵は人嫌いを克服していない。
ホテルの顔という立ち位置を経験し、そうあろうと無理をしていると言った方が正しい。
正直良い傾向とは言えないが道蔵はドアボーイの仕事を続けたいと言っている。
天性の人嫌いの為か昔から道蔵は人に対する観察眼が鋭い。そういった点では任せる事に利点が無いわけではないがただただ心配だ。

 

 


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×月△日
道蔵が「超高校級」の称号を得た。
超高校級のドアボーイ。超高校級のホテルの顔。
とても誇らしい事だが尚更心配だ。超高校級の才能を持つ人物はどうしても注目を浴びる。道蔵はそのプレッシャーが何よりも苦手な筈だ。
そのうち取材なども来るかもしれないが僕が上手く断っておかなければ。

しかし、惜しいな。もう少しで「超高校級のホテルマン」になれたかもしれないのに。政府は時期尚早というか……堪え性がないのか?

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□月△日
道蔵が「要らない超高校級」に選ばれてしまった。
僕が無理に仕事をやらせたから?僕が取材を断り続けたから?
……いや、そんなはずは無い。道蔵は誰よりも頑張っていた。病を抱えながらも超高校級の称号を得たのは彼の努力あってのことだ。
その努力を「要らない」だと?ふざけるな。

 

 

 

 

 

 

 

 


追記
どうやら選ばれた者達はバラエティ番組のゲストとして呼ばれるらしいが……心配だ。道蔵の事だ。常にカメラの向こうを意識してしまうだろう。何か、嫌な予感がする。

 

御先丹道蔵のメモ

×月×日
・ベルボーイ
今日はベルボーイの仕事をやってみた。兄さんが近くに居てくれたから大丈夫だったけどやっぱりまだお客さんが怖い。悪い人なんていない事は分かっているけど……やっぱり怖いものは怖い。

△月×日
・キッチン
今日はキッチンの仕事をやらせてもらった。どんな事をしているかは小さい頃から見ていたから理解している……つもり。何回かミスをしてしまって、その度に料理長さんが「大丈夫だよ」と言ってくれたけど、本当にそう思ってる?本当は迷惑で仕方なかったんじゃないか?

○月○日
・ドアボーイ
今日はドアボーイをやってみた。お客さんが来たらドアを開けて挨拶をする。お客さんが帰るときはドアを開けてお見送りをする。
簡単そうに見えるけどホテルの印象を決める大切な仕事だ、って兄さんが言っていた。
このホテルは父さんや兄さんの大切なホテルだ。……その評価を落とすなんてことしちゃいけないんだと思ったら我慢できた。
きっと僕でも、ここなら……

○月×日
・フロント
今日はフロントのお仕事をしました。ドアボーイと同じように、ここもホテルの印象を決める大切な場所です。時々、理由もなく怒鳴ってくる人がいる事が恐ろしくて仕方ありません。先輩方が場を収めてくれましたが、一人であれを何とかできる自信はありません。
きっと、向いていないのでしょう。

○月△日
昨日、総支配人と話をしました。
私が無理をしていないか、との事でした。
勿論人が怖いのはその通りです。ですが、それ以上にホテルに傷を付けたくない。そう話しました。
私はドアボーイを続けたい。そこで自分の弱さを克服し、いつかはここに相応しいホテルマンになりたいと、そう願っています。
総支配人……兄さんは、僕を応援すると言ってくれました。

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×月△日
「超高校級のドアボーイ」
それが今日僕に与えられた称号。
才能ではなく、努力で得た称号。
兄さんも喜んでくれた。「超高校級の総支配人」である兄さんにようやく一歩近づけた。より一層努力して、ホテルの評価を上げていこうと思う。
だからこそ「ドアボーイの御先丹」としてもっと完璧に振舞わなければ。弱さを、見せてはいけない。

 

 

 

 


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□月△日
要らない、要らない、要らない。
僕は……要らない?どうして?こんなに頑張ってるのに。どうして要らないなんて言うの?
お客さんはあんなに楽しそうな顔をしていたのに。お客さんに対して完璧に振舞っていたのに。誰が僕を要らないと言ったの?

人だ。
知らない人、知ってる人。みんな楽しそうな顔をして、心の中では僕を要らないと思ってたんだ。
やっぱり人は怖い。人は信用できない。
心を開くべきじゃなかった。僕の恐怖は正しかったんだ。


追記
僕を含めた「要らない超高校級」はバラエティ番組のゲストになるらしい。
ホテルの評価を落とさないためにもカメラの前ではきちんと振る舞おう。
だって僕はホテルの顔だから。

*この企画はダ/ン/ガ/ン/ロ/ン/パシリーズの二次創作Twitter企画です。
原作とは一切関係ありません。

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