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*番組録画はPC版でご覧ください
chapter3 裁判編 ―路面音と自由離島―④

モノホネ
うぷぷ…あはは!これはこれは!普段の神蔵様から考えられないしっちゃかめっちゃかな議論誘導、議論をどこに着地させたいのですか?いや、着地させたくない、ですかね?

モノホネ
偽装も認めないですし…そうまでするならタイムアップで
投票にでも移りますか?

神蔵亜楽汰
冷静で居れる思うんかいや。

万針集
投票って…ちょっと…!

夏露島陽向
確かに冷静は難しいだろう、だが、落ち着かなければ見えなくなる事が多い。厳しいことを言うが今は落ち着け亜楽汰

モノホネ
神蔵様が怪しいのは依然変わらず、このまま投票に移れば票がバラけて…ゲームオーバーかもしれませんよ~?うぷぷ!

神蔵亜楽汰
ええから………こんな茶番さっさと終わらせてまえや…

夏露島陽向
む?何を言っているんだ?亜楽汰

万針集
茶番って、何言って…

千夜よだか
命がかかってるのに茶番とか……キレそうですよ僕……。

神楽坂棗
いや、普通に最低じゃん…
被害者と加害者の顛末、偽りの証拠、隠された真実。
議論はあらぬ方向に引っ掻きまわされ、終わりへ向かって流されようとしている。
神蔵亜楽汰は茶番が終わるならそれでも良い、と目を閉じた。
そのとき。


万針集
………もう、いい加減にしてよ…!

砂六々子
ひっ…!(目をぎゅっとつむり)

神楽坂棗

万針集
えっ…ちょっ……!(目の前の2人に目を開いて驚いている)
大切な人が居なくなって混乱する気持ちは痛いほどわかるよ…
けど! 何を隠して何を隠してないのか知らないけど、ここにいる人全員の命がかかってるの、忘れないで…!

神蔵亜楽汰
………痛いなぁ…

万針集
俺の力じゃ、大したことないでしょ。
それに…目を覚ますには十分だと思うけど


神蔵亜楽汰
はぁ………分かった。正直に話そう。
現場や証拠品を偽造したのはオレや。動機も勿論、砂の推理通り…
墓場がやったと認めたくないから。オレがしたことも墓場がしたことも何も変わらんが………すまんかった。

万針集

砂六々子
……そう
(恐る恐る目を開け、神蔵くんが血を出しているのを見て目を逸らす)

神楽坂棗
とりあえず…吹きなよ…(ポシェットからティッユを取り出して渡す)

神蔵亜楽汰
暴言吐いたん申し訳ない…すまんかった。

万針集
落ち着いてくれたならいいけど…
ていうか、鼻血でるほど力入ってたかな…なんかごめん…。

夏露島陽向
うむ、何だか友情の様子を見た気がするぞ!
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